林孝彦展
Vibes in Swirling Lines
第12回 版画、パーチメント、硝子絵 、ドローイング
会期:2022年3月14日[月]-4月2日[土]
開廊時間:11:00ー18:30 日曜休廊
作家在廊日:22日(終日)、23日(15時まで)
林孝彦(Takahiko Hayashi)は1961年岐阜県生まれ。'87年、東京藝術大学大学院版画専攻修了後、西武美術館版画大賞展優秀賞、現代日本美術展東京都美術館賞を受賞。近年は、国内に留まらずアメリカ、ドイツなどでも個展を開催されています。
銅版画を中心に、ドローイング、硝子絵、木口木版、パーチメント(羊皮紙)、布や糸など様々な素材を用いたコラージュ作品も制作。
勢いのある力強い曲線と色調は、どこか懐かしく、プリミティブな感情を呼び覚まします。
今回の展覧会タイトルは「Vibes in Swirling Lines」。銅板に刻まれた線やパーチメントやヴェラムに描かれた渦巻く曲線。裏からスクラッチングで描き出された硝子絵や、繊細な雁皮紙に描かれたペン画など、約30点を展示致します。
多様な媒体から生み出される作品を是非ご覧下さい。
“Vibes in Swirling Lines”
作品タイトルや展覧会タイトル決めるのにはとても悩まされます。とっかかりの単語が見つかって、そこからイメージが広がっていくことが多いです。
“vibes”という単語が浮かんだのは数年前。それ以来よく使います。
vibesは振動する、感動する、ワクワク、ゾクゾクするといった意味のviberateから生まれた雰囲気や感情、ノリを意味する言葉です。
swirlingは渦巻くという意味です。私の形のないカタチをイメージするには、英単語の方が伝わりやすいと感じることがあります。
今回の展示では、それぞれの作品が持つ独特の雰囲気を、素材の違いや象徴的に使う色の違いで感じていただけるよう意識しました。
林 孝彦
Parchment
2021 970x765mm ヴェラム(仔牛皮)にアクリルインク
2022 830x660mm パーチメント(羊皮)にアクリルインク
2022 820x670mm パーチメント(羊皮)にアクリルインク
Painting
2022 193x263mm アンティックパーチメントにアクリル顔料インク
2022 260x170mm ミクストメディアペインティング/アクリル絵具
2020 210x150mm ミクストメディアペインティング/アクリル絵具
Copper engraving
2021 ed.50 148x130mm 銅版画・エングレーヴィング/雁皮紙シンコレ刷り
2021 ed.50 120x199mm 銅版画・エングレーヴィング/雁皮紙シンコレ刷り
2021 ed.50 166x120mm 銅版画・エングレーヴィング/雁皮紙シンコレ刷り
Pen drawing
2022 420x280mm 雁皮紙にペン画/アクリル顔料インク
2022 420x280mm 雁皮紙にペン画/アクリル顔料インク
2022 420x280mm 雁皮紙にペン画/アクリル顔料インク
Glass painting
2021 206x154mm リバースペインティング(アクリル板)/エッチンググランド,アクリル絵具
2021 150x105mm 硝子絵/エッチンググランド,アクリル絵具